「地方公務員の給料っていいの?」
「年収が高そうなイメージだけど、実際どうなの?」
などと疑問に思ったことがありませんか?
そこで本記事では、地方公務員のリアルな「給料」の話をしたいと思います。

本記事を読めば、地方公務員の給料の実態がわかりますよ!
地方公務員の給料ってどうやって決まる?
地方公務員の給与制度は、地方公務員法上3つの原則があります
・職務給の原則
・均衡の原則
・給与条例主義の原則
一つずつ解説しますね。
職務給の原則
これはすごく簡単に言うと、「部長」・「課長」・「係長」だから責任があり、その分給料を支払うというもの。
上の位になればなるほど、責任が大きくなります。
つまりその分、給料も高くなります。
均衡の原則
これは、民間企業で働く会社員の給料などを考慮して決めるというもの。
日本経済の景気が悪く、会社員の給料が下がった時に、公務員だけ多くもらっていたらどうなるか。
当然、反発を喰らいます。
ここ最近では、コロナ禍による不景気で賞与額(ボーナス)が下げられました。
給与条例主義の原則
これが一番とんでもない原則なんですよね。笑
と言いますのも、地方公務員の給料ってその自治体の条例によって決めることができるんですよ。
例えば、
財政状況が厳しくなり税収が見込めず、支出を減らさないといけない。
こんな状況に置かれたら、どうすると思います?
そう、人権費カットをするんです。
条例を改正すればいいだけなので。
また、条例で定められていない給料や手当は、職員に支給してはいけません。
以上3点の原則から、地方公務員の給料は決められています。
20代だと結局いくらもらえるの?
ずばりお答えしましょう。
大学卒、一般行政職の方で
大体、280万円〜350万円程度です。(自治体によって大きく変わるため)
国税庁による平成30年の調査では、20代の平均年収は319万円でした。
なので、地方公務員の方が少し多いですね。
しかし、手取り額となると100万円近く引かれるので、手元に残る額って220万円ぐらいなんですよね...(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
安定・安泰と言われている公務員ですが、正直、給料は安いです。
ただ、30代後半から40代ぐらいにかけて確かに上がっていきます。
20代は我慢だ!と割り切って、淡々と仕事をこなせるのならば向いているかもしれません。
本記事が少しでも、自身のキャリア形成の参考になれば幸いです。